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汚れた紙

【タイトル】東洋医学で猛暑をスッキリ乗り切る!秋まで見据えた「夏の養生と食養生」🌿

  • 4 日前
  • 読了時間: 6分

【目次】


先日、1年で最もお昼の時間が長い「夏至」を過ぎましたね🌻 実は、東洋医学で大切にしている「二十四節気(にじゅうしせっき)」という暦の上では、5月5日頃の「立夏(りっか)」からすでに夏は始まっています。そして、この夏至を境に、いよいよ暑さも一段と厳しくなっていく時期を迎えるのです。

近年は「災害級」なんて呼ばれるほどの猛暑が続きますが、今年の夏は、少しだけ「東洋医学」の知恵を取り入れて、元気に乗り切ってみませんか?

東洋医学には、「人間も自然の一部。季節の変化に合わせて暮らすことが、健康の基本」という素敵な考え方があります。今回は、今日からすぐに実践できる「夏の食養生」と、実はとっても大切な「秋を見据えた夏の過ごし方」について、分かりやすくご紹介しますね!


■ 夏は「心(しん)」の季節。エネルギーを奪う「暑邪(しょじゃ)」に注意!

東洋医学では、夏は五臓のうち「心(しん)」の働きが一番活発になる季節とされています。本来なら、血流が良くなって、やる気が満ちて活動的になる元気な時期なんです。

ただ、日本の夏は高温多湿ですよね。この体に悪影響を与えるほどの過酷な暑さを「暑邪(しょじゃ)」、高い湿度を「湿熱邪(しつねつじゃ)」と呼びます。たくさん汗をかくと、体の水分と一緒に、生命エネルギーである「気」までスゥーッと奪われてしまいます。これが、あの激しい疲労感や「だるい…」といった夏バテの原因になってしまうのです😢

東洋医学に基づく夏の養生と秋の健康への影響を解説する鍼灸さいたま大宮の図解画像

■ 旬の食材で体を整える「夏の食養生」🍉

猛暑で消耗した体力を回復させるには、毎日の食事が何よりも大切です。東洋医学には、食べ物の持つ力を借りて体のバランスを整える「食養生(しょくようじょう)」という考え方があります。

  1. 冷たいものの摂りすぎに注意して、胃腸を守る 暑いとどうしても、冷たい飲み物やアイスばかり欲しくなりますよね。でも、冷たいものの食べすぎは、胃腸(東洋医学では「脾胃(ひい)」と呼びます)を冷やして働きをガクッと落とし、体力を奪ってしまいます。冷たいものを楽しんだ後は、温かいお茶や白湯を飲んで、ホッと一息お腹を温めてあげてくださいね🍵

  2. 体の熱をスーッと冷まし、潤いを与える スイカ、キュウリ、トマトなどの夏野菜やバナナなどの果物は、体にこもった余分な熱を優しく冷まし、汗で失われた水分を補ってくれます。お豆腐も、水分を補って喉の渇きを潤してくれるのでおすすめですよ✨

  3. 「薬味とスパイス」で美味しく食欲アップ 「なんだか食欲がないな…」という時は、生姜、紫蘇(シソ)、ミョウガなどの薬味や、唐辛子、ワサビなどの香辛料、そして「お酢」を上手に取り入れてみましょう。良い香りと適度な刺激が、胃腸の働きを助けてくれます。

  4. スタミナ源「気」と「血」をしっかり補う 消耗したエネルギーをチャージするために、大豆製品、ウナギ、豚肉、タコなど、栄養満点な食材をしっかり食べましょう!特に「タコと春雨を使った炒め物」などは、夏バテ予防のレシピとして東洋医学でも大活躍のメニューです🐙

    東洋医学に基づく夏の養生と秋の健康への影響を解説する鍼灸さいたま大宮の図解画像

■ 冷房(クーラー)と上手にお付き合いしましょう🐧

熱中症予防のために、いまやクーラーは必須アイテムです。暑さ指数(WBGT)が28℃を超えると熱中症のリスクがグンと上がるため、決して無理や我慢はしないでくださいね。

ただ、「冷やしすぎ」には少し注意が必要です。クーラーの影響で足腰が冷えたり、食欲が落ちたり、だるさが抜けなかったり…これが「冷房病」です。冷房の設定温度は「26度〜28度」と少し高めを意識してみてください。また、寝る時は手足や体を冷やさないよう長袖・長ズボンの寝間着を着たり、お腹を下しやすい方は薄手の腹巻をつけるのも、とってもおすすめです😊

東洋医学に基づく夏の養生と秋の健康への影響を解説する鍼灸さいたま大宮の図解画像

■ 【重要】今の夏の過ごし方が「秋の体調」を決める!?🍂

さて、ここまで夏の過ごし方をお伝えしてきましたが、実は東洋医学には「夏の養生は、秋の病気を防ぐため」という、とっても大切な考え方があるんです。

夏は本来、自然の暑さによって体の「陽気(体を温め、元気に活動するためのエネルギー)」をしっかり育てる季節です。でも、一日中ずっとクーラーの効いた冷たい部屋にばかりいると、この大切な陽気がうまく育ちません。その結果、涼しくなった秋以降に「エネルギー不足(陽気不足)」による冷えなどの不調が出やすくなってしまうのです。

また、夏の間ずっと冷たいものを飲みすぎて胃腸を痛めたり、無理をして体力をすり減らしたりすると、秋になっても体が回復しません。秋になって気温が下がると、「風寒邪(ふうかんじゃ:風邪や冷えをもたらす悪い気)」が体に侵入しやすくなります。夏バテを引きずってエネルギー不足(気虚)のままだと、この悪い気に負けてしまい、秋に体調を大きく崩してしまう原因になるんです💦 つまり、「秋を元気に過ごせるかどうかは、今のあなたの夏の過ごし方にかかっている」ということなんです💡

東洋医学に基づく夏の養生と秋の健康への影響を解説する鍼灸さいたま大宮の図解画像

■ おわりに🌿

夏の養生の基本は、「睡眠を十分にとる、クーラーを賢く使う、冷たい飲食はほどほどに」することです。

過酷な暑さが続く現代の夏。いま自分の体を優しく労わってあげることは、数ヶ月後の「秋の自分」を守ることにも繋がります。 昨日夏至を迎え、これから暑さも本格化していきます。美味しい夏野菜を楽しみながら、東洋医学の知恵を味方につけて、秋まで見据えた健やかで元気な毎日を送っていきましょう!


■ お問い合わせ・アクセス

お身体の不調に関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。

JR大宮駅東口(北)・東武アーバンパークライン大宮駅改札口より徒歩7分


参考文献

  • 『中医学ってなんだろう ①人間のしくみ』著者:小金井信宏 (東洋学術出版)

  • 『鍼灸臨床能力 北辰会方式実践編』編著:一般社団法人北辰会学術部 (緑書房)

  • 『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

  • 『臓腑経絡学』著:藤本蓮風、奥村裕一、油谷直 (アルテミシア)

  • 『内経気象学入門』 著:橋本浩一 (緑書房)

  • 『四季の健康法』 主編:橋本浩一 (Independently published)


外部リンク


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この記事は、『鍼灸如水庵』の[齋藤篤司]が執筆しました。



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