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風邪を寄せ付けない体へ!東洋医学のバリア「衛気」を育てる鍼灸の知恵【大宮駅徒歩7分 鍼灸如水庵】

  • 執筆者の写真: josuianshinkyu
    josuianshinkyu
  • 1 日前
  • 読了時間: 7分

更新日:2 時間前

目次

風邪を引きそうな犬

しっかり寝ているはずなのに、すぐ風邪をもらってしまう。


冬になると喉の調子がずっと悪い。


ストレスが溜まると、決まって体調を崩す。


さいたま市大宮区の鍼灸院「如水庵(じょすいあん)」には、このようなお悩みを抱えた方が多く来院されます。


免疫力を上げたいと思っても、具体的に何をすればいいか迷ってしまうことはありませんか?


今回は、私たちの体を外敵から守るバリアの正体である「衛気(えき)」について、東洋医学の視点から詳しく解説します。


ワクチンを打つ子供

そもそも免疫とはなにか(西洋医学の視点)

現代の私たちが聞き慣れている免疫という言葉。西洋医学では、主に血液中の成分や細胞の働きとして考えられています。


例えば、白血球やリンパ球は、体内に侵入したウイルスや細菌を見つけ、攻撃して排除する軍隊のような役割を担います。


また、一度侵入した敵を記憶して次に備える抗体は、指名手配書のような役割です。


つまり、西洋医学的な免疫は、主に「侵入してきた敵とどう戦うか」という、防御と攻撃のシステムに焦点を当てています。


万里の長城

東洋医学の免疫は「衛気」のバリア

一方、東洋医学では、病気から身を守る力の要を「衛気(えき)」と呼びます。


文字通り、体を「衛(まも)る気」のことです。


東洋医学の古典である霊枢では、衛気の働きを次のように定義しています。


「衛気者、所以温分肉、充皮膚、肥腠理、司開闔者也。(衛気なる者は、分肉を温め、皮膚を充たし、腠理(そうり)を肥やし、開閤(かいごう)を司る者なり)」


これを紐解くと、衛気には以下の3つの重要なバリア任務があることがわかります。

  1. 防御機能 皮膚や粘膜を充実させ、外からの冷気やウイルスといった「外邪(がいじゃ)」が侵入しないように城壁を作る役割。


  2. 調節機能 毛穴である「腠理」の開閉を絶妙にコントロールします。適切に閉じることで外敵を防ぎ、適切に開くことで汗を出し、体内の熱や水の巡りを整えます。


  3. 温煦(おんく)機能 陽気の熱を運び、筋肉や皮膚を内側から温めます。体表が温かいことで、外邪が入り込みにくい環境を維持します。


風邪をひきやすい人は、この衛気というバリアが薄くなっているか、あるいは巡りにムラがあって防御が手薄になっている状態なのです。


鉄壁のバリア「衛気」を完成させる4つのステップ

では、この衛気はどのように作られ、全身に届けられるのでしょうか。


東洋医学では、複数の臓腑が連携することで、隙のない守りが完成すると考えます。


第一のステップ:原材料を精製する「脾胃」

すべての源は食事です。


胃腸が食べたものからエネルギーを抽出し、それが衛気の材料となります。胃腸(脾胃)が弱いと、そもそもバリアを作るための資材が不足してしまいます。


第二のステップ:バリアを動かす原動力「腎」

衛気を力強く体表へ押し出すには、生命の根源的なエネルギーである陽気の助けが必要です。


腰にある腎の力がボイラーのようにエネルギーを温めることで、衛気は勢いよく全身へ巡ることができます。


第三のステップ:バリアを全身に散布する「肺」

ここが衛気を仕上げる最も重要なステップです。


肺には「宣発(せんぱつ)」という、霧吹きのようにエネルギーを外へ散らす働きがあります。


肺が健やかに働くことで、衛気は初めて皮膚の表面や毛穴の隅々まで行き渡り、見えない盾となります。


第四のステップ:巡りを統括する「肝」

現代人において見落とせないのが、気の巡りのコントロールです。


肝には「疎泄(そせつ)」という、全身の気の流れをスムーズに保つ働きがあります。


ストレスなどで肝の働きが滞ると「気機(きき)」が乱れ、せっかく作った衛気も現場である体表まで届かず、滞ってしまいます。



如水庵の鍼灸で衛気の充実を目指す

風邪をひきやすい原因が、衛気の原材料不足なのか、肺の散布力不足なのか、あるいは肝の滞りによる巡りのトラブルなのか。


これを見極めることが、根本解決への近道です。


如水庵の治療には、3つの大きな特徴があります。


徹底的な診察で衛気の状態を分析 丁寧なカウンセリングや、北辰会方式に基づいた脈診・舌診を通じて、あなたのバリアのどこに隙ができているのかを東洋医学的に分析します。


バリアを立て直すオーダーメイド治療 肺の機能を高めて衛気を隅々まで広げるのか、あるいは脾胃や腎を整えて根源から衛気を強くするのか。


その日の気の状態に合わせて、最適なツボを選定します。


未病のうちに防ぐ知恵 なんとなく疲れやすい、喉がイガイガするといった段階は、衛気が弱まり始めているサインです。


この段階で気の巡りを整えることで、本格的な病になるのを未然に防ぎます。


結びに

免疫(衛気)の向上は一朝一夕にはいきませんが、自分の体質を知り、東洋医学的に適切にケアすることで体は必ず応えてくれます。


今年こそは元気に冬を越したい、ストレスに負けない強いバリアを手に入れたいとお考えの方は、ぜひ一度、大宮の鍼灸如水庵へご相談ください。


あなたの大切な衛気を、伝統の知恵で一緒に育てていきましょう。


鍼灸如水庵の鍼治療

鍼灸如水庵の治療における3つの特徴

当院では、単に痛みがある部位に処置を行うのではなく、体質そのものを根本から見直す伝統的な東洋医学の学理に基づいた治療を行っています。


1. 徹底した東洋医学的診察による原因究明

如水庵では、治療の前の診察に最も時間をかけます。


伝統的な東洋医学の診断法である「四診(ししん)」を駆使して、体の中で何が起きているのかを詳細に把握します。


脈や舌、お腹の状態などを総合的に拝見することで、表面的な症状の奥に隠れた根本原因を分析します。


これを通じて、バリアである「衛気」がなぜ不足しているのか、どこで巡りが滞っているのかを特定し、お一人おひとりに合わせた最適な治療方針を立てていきます。


2. 北辰会方式による、心身に優しい最小限の刺激

当院では、日本を代表する伝統鍼灸学術団体である、北辰会方式を採用しています。


この方式の特徴は、むやみに多くの針を打つのではなく、診察で導き出された「最も効果的なツボ」を厳選し、最小限の刺激で最大の効果を引き出すことにあります。


針が苦手な方や、お子様、ご年配の方でも安心して受けていただける、非常に繊細で心地よい施術です。


この洗練された刺激が、五臓六腑の働きを呼び覚まし、滞っていた衛気の巡りをスムーズに再開させます。


3. 未病を防ぎ、体質を根本から育てる治療

東洋医学には「未病治」という、病になる前に防ぐという優れた思想があります。


如水庵の治療は、現在の不調を改善するだけでなく、将来の病気に負けない「強い体」を作ることを目的としています。


お腹を整えて衛気の材料を増やし、生命の根源的な力を高めてバリアの出力を上げ、全身の巡りを整える。


この一連の調整により、季節の変わり目や日々のストレスに左右されない、衛気が常に満ち溢れた状態へと体質を導きます。


鍼灸如水庵院内

お問い合わせ・アクセス

 お身体の不調に関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。

JR大宮駅東口(北)・東武アーバンパークライン大宮駅改札口より徒歩7分


参考文献・リンク

  • 中医学ってなんだろう ①人間のしくみ著者:小金井信宏 (東洋学術出版)

  • 『鍼灸臨床能力 北辰会方式実践編』編著:一般社団法人北辰会学術部 (緑書房)

  • 『南山堂医学大辞典』株式会社南山堂 (南山堂)

  • 『現代語訳 黄帝内経霊枢 下巻』監訳:石田秀実 (東洋学術出版)

  • 『基礎中医学』編著:神戸中医学研究会 (燎原)

  • 『中医免疫学入門』著:劉正才・尤煥文 監訳:山内浩 訳:上村澄夫・国文正英 (東洋学術出版)

  • 日本呼吸器学会

  • くすりと健康の情報局


この記事は、『鍼灸如水庵』の[齋藤篤司]が執筆しました。

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